プレスリリース

JPモルガン・チェース、2013年度版CSRレポートを発行

【2014年5月12日、ニューヨーク】 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(NYSE:JPM)は本日、2013年度版コーポレート・リスポンシビリティ・レポート (企業責任レポート) を発行しました。当社のリソースや専門性を活かして、経済成長や雇用創出、地域社会の活性化、持続可能な経済といった課題に取り組んだ活動・成果のレポートです。当社のような民間企業と公的部門や非営利団体がいかに協力し、社会的課題の解決に取り組んでいけるかをテーマに、当社幹部と各種団体の幹部が行った対談も掲載されています。

ジェイミー・ダイモン(会長兼最高経営責任者)は次のようにコメントしています。「当社には世界が直面している課題のソリューションの一端を担う責任があると考えています。そのことが正しい行動であるからだけではなく、そうした行動そのものが最終的には当社のビジネスに直接跳ね返ってくるからです。2013年においても当社はその規模とスケールを活用して目に見える形で社会に対する貢献ができました。当社の社会的活動は今後も続きます。」

ピーター・シャー(コーポレート・リスポンシビリティ責任者)は以下のように述べています。「社会の様々な課題の解決策を探り多くの人々のために様々な機会を作っていく作業は、当社が優れたパートナーと協働する素晴らしい機会でもあります。民間企業、公的部門、非営利団体が三位一体となり、世界中で地域社会の取り組みを前進させることができたことを誇りに思います。」

以下は、JPモルガン・チェースによる2013年の取り組みの概要です。

地域社会の経済成長に向けた活動

  • New Skills at Work 全米と欧州の都市部を中心に労働者のスキル開発のための5ヵ年プログラム。当社は2億5,000万円を拠出。まずはシカゴ、コロンバス、ダラス、デトロイト、ヒューストン、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンフランシスコ湾岸地帯とロンドンで実施
  • Global Cities Exchange: 2012年からブルッキングス研究所と共同で実施している都市問題の研究プロジェクトの一環。海外との貿易や海外からの投資を促進するための戦略を支援するプログラム
  • 米国の中小企業融資: 当社は190億米ドルを拠出。4年連続で中小企業貸付件数で全米トップ

金融ソリューションを活用した活動

  • グローバル・ヘルス・インベストメント・ファンド ビル&メリンダ・ゲイツ財団と共同で運営する革新的なソーシャル・インパクト・ファンド。当社は1億800万米ドルを拠出。世界の低所得者層ニーズに取り組む有力ファンドに900万米ドルを追加投資
  • グリーンボンド原則 世界の主要金融機関とともに、環境保護プロジェクトのための資金調達を目的としたグリーンボンド市場の発展に向けた一貫性と透明性を促進するための原則に賛同
  • NatureVest 自然保護に先行投資するプラットフォームを築くためのイニシアティブで自然保護委員会と共同運営
  • 10万人ジョブ・ミッション: 当社は創設メンバーであり、2011-2013年の間に6300人を超える米国退役軍人・軍従事者を採用。2013年末までには目標の10万人を超え11万7,439人の雇用を創出できる見込み。2020年までの目標を当初予定の倍にあたる20万人に修正

その他の活動

  • 全米の低中間所得者層向けに27億米ドルの融資・投資提供: 簡易住宅建設・維持4万5,000戸、新規に1,100人の雇用創出、訪問診療78万4,000戸、学生支援4,400人
  • コミュニティ金融(CDFI Collaboratives): 米国の低所得者層向け投資を触媒する地域金融機関への3,300万米ドルの助成金提供など
  • 全米消費者の金融力開発のための非営利団体向けに約700万米ドルの助成金提供
  • その他39カ国の非営利団体に2億1,000万米ドルを寄付
  • 全世界の社員のボランティア活動は延べ54万時間

当社のCSRレポートはwww.jpmorganchase.com/corporateresponsibility よりご覧いただけます。