プレスリリース

JPモルガン・チェース、2014年度版CSRレポートを発行

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世界の都市が抱える課題への取り組み

【2015年5月14日、ニューヨーク】 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(NYSE:JPM)は、2014年度版コーポレート・リスポンシビリティ・レポート(企業責任レポート)を発行しました。「世界の力:都市の活動」と題し、世界の都市が抱える課題に対応すべく取り組んだ様々な支援活動や成果を紹介しています。

ジェイミー・ダイモン会長兼最高経営責任者は次のようにコメントしています。「当社は、地域コミュニティの活力が高まることを期待して、資金支援のみならず社員によるボランティア活動を含め、企業責任の分野には様々なリソースを提供しています。」

当社におけるコーポレート・リスポンシビリティは、就労支援、金融リテラシーの向上、起業支援、地域開発支援に注力しています。当社支援の好例がデトロイト再生支援です。当社は2014年よりデトロイト経済復興5ヵ年支援として1億ドルを拠出しています。当社は約80年にわたりデトロイトで銀行業を営んでおり、困難に陥ったこの都市において当社が持てる資源や人材を提供しています。就労支援や起業支援に加え、復興開発などの支援にも協力しています。

コーポレート・リスポンシビリティ責任者のピーター・シャーは以下のように述べています。「世界の人口の半分以上の人々が居住する都市部には早急に解決すべき社会的、経済的、環境問題が潜んでいます。当社は、都市こそが経済成長のエンジンを担うべきであるという考えから、長期的な視点で資金支援を行っています。」

2014年にJPモルガン・チェースは世界44か国において非営利団体に対して2億ドルを超える寄付を実施しました。以下は、主な取り組みの概要です。

  • デトロイト経済復興5ヵ年で1億ドル拠出。初年度は周辺地区の安定化、ビジネス支援、雇用創出、住宅購入支援などに3400万ドルを投入。当社の選抜社員がデトロイトのNPOに出向してプロボノ活動に従事
  • 住宅支援:低中間所得者層向けに220億ドル拠出。簡易住宅35,000戸建設、約2,200人の雇用を創出
  • 競争力促進: 当社のお客様のために2.1兆ドルの融資および資金調達を実施。ブルッキングス研究所と共同実施している都市研究プロジェクトGlobal Cities Initiativesに8都市を追加、全米28都市で展開
  • 労働スキル開発支援:スキル開発のための5ヵ年プログラムに2億5,000万ドル拠出。初年度に5,000万ドル投入。ヒューストン、ルイジアナ、マイアミ、コロンバス、ニューヨーク、英国、フランスで実施
  • 米国の中小企業支援: 190億ドルを拠出。まず、中小企業支援5ヵ年プログラムに3,000万ドル
  • 金融リテラシー開発: 全米消費者の貯蓄増大、信用度向上、資産形成など金融リテラシー向上のため5ヵ年で3,000万ドルのプログラム。プログラム拡大に向け2ヵ年で3,500万ドル支援、
  • 米国退役軍人支援: 10万人ジョブ・ミッションプログラムの創設メンバーとして、2011年以降8,200人を超える米国退役軍人・軍従事者を採用。2014年末には修正目標を超える21万7,000人を雇用
  • 持続可能な経済成長: お客様の環境目標や社会的目標を改善する機会の特定とリスク削減、自然保護ファイナンスイニシアティブの資金調達、恵まれない地域向けサービス提供など総額6,300万ドルを拠出

投資インパクトの評価
当社とアーバン・インスティテュートはCSR活動の投資インパクト測定で提携。アーバン・インスティテュートの調査・分析を元に、当社のCSR活動のさらなる効果向上を目指します。

当社のCSRレポートはwww.jpmorganchase.com/corporateresponsibility よりご覧いただけます。