プレスリリース

J.P.モルガン、東北の起業家支援団体「MAKOTO」を助成、東北発ベンチャーの発掘・育成を促進

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2015年3月9日、東京 J.P.モルガンは、JPモルガン・チェース財団を通じ、東北の起業家を支援する一般社団法人MAKOTO(以下、「MAKOTO」)に対する助成を実施することをお知らせします。当社社員もプロボノ活動を通じてMAKOTOを支援します。

東北経済は今なお復興の途上にありますが、東北地方には多くの起業家が集まるようになっており、宮城県では開業率が全国第2位に上昇しています。地元経済の発展には、こうして起業した事業が長期にわたり成長していくことが期待されます。震災後に設立されたMAKOTOは、東北の起業家に対して事業運営、人材確保、資金調達、販路開拓などの支援を提供しています。また、交流イベントの企画運営や共同オフィスの運営など、起業前のみならず起業後の支援も手掛けています。

今回の助成によって、MAKOTOは、東北6県で事業を手掛ける起業家向け支援、具体的には、クラウド・ファンディングやクラウド・ソーシングに関するトレーニング、事業コンサルテーション、セミナーや交流イベントの運営などを強化します。こうした活動を通して、2015年末までに48社の起業を支援し、それらを持続可能な事業とする足がかりを作るとともに、雇用の創出につなげます。

今回の助成についてJ.P.モルガンの日本のシニア・カントリー・オフィサーである李家輝は次のように述べています。「優れたアイデアと志を持った人が起業し、それを持続可能な事業として軌道に乗せるためには、専門家の助言を得ることや、ITツールを有効に活用することが非常に重要です。今回のJ.P.モルガンの助成が、東北におけるベンチャー企業の盛り上がりと、地域経済の復興につながることを期待しています。」

MAKOTO代表理事を務める竹井智宏は次のようにコメントしています。「MAKOTOは2011年7月に設立して以来、80名以上の起業家を支援し、150名超の雇用を創出しました。震災後は、地元産業を支えたいという『志』を持った地元起業家や、東北を支援したいと考える起業家が全国各地から集まってきています。今後もMAKOTOの活動を通じて、新しい事業が生まれ、東北経済の発展につながっていくことを期待しています。」


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JPモルガン・チェースについて

JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー (NY証取: JPM) は総資産2.6兆ドルを有する世界有数のグローバル総合金融サービス会社です。投資銀行業務、個人・中小企業向け金融サービス業務、コマーシャル・バンキング業務、金融取引資金管理業務、資産運用業務において業界をリードしています。世界で展開する法人向け事業は「J.P.モルガン」、米国における個人向け事業は「チェース」ブランドを用いて、世界有数の事業法人、機関投資家、政府系機関および米国の個人のお客様に金融サービスを提供しています。また、当社およびJPモルガン・チェース財団は世界の様々な非営利団体や慈善団体の活動を支援しています。現在は、雇用創出につながる取り組みや就労支援、地域社会の発展につながる取り組みや起業支援、金融専門力提供による支援を中心に助成活動を行っています。

日本におけるJ.P.モルガンについて

日本においては、JPモルガン証券株式会社、JPモルガン・チェース銀行東京支店、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が事業を展開しています。投資銀行、債券・株式・為替取引、資金決済・貿易金融、資産管理の媒介、資産運用など幅広いサービスを法人のお客様に提供しています。日本におけるCSR活動は、JPモルガン・チェース財団による助成金を通じた支援と社員のボランティア活動が柱になっています。詳細はウェブサイト www.jpmorgan.co.jp をご覧下さい。

一般社団法人MAKOTOについて

MAKOTOは宮城県を拠点に2011年に設立され、被災地の起業家・経営者を支援し、「志」の求心力をベースにした事業創造を行う起業家支援団体です。(1) 起業家の経営指導・資金調達支援などハンズオン支援、(2) 東北最大のコワーキングスペース「cocolin」の運営、(3) 東北発のクラウドファンディングサイト「チャレンジスター」の運営を行い、東北の起業家をサポートしています。