プレスリリース

J.P.モルガン、「NPO文化学習協同ネットワーク」に助成若者無業者のための『ユース・ラボ』でIT技能を活かした職場作りへ

東京 - J.P.モルガンは、JPモルガン・チェース財団を通じて、特定非営利活動法人文化学習協同ネットワーク(以下、協同ネット)に対する助成を実施することとなりましたので、お知らせします。

近年、職務に関連した技能の欠如や職場での人間関係などが原因で、仕事に定着できず離職を経験する若者が増えており、特に、IT分野では若者の離職率が高くなっています。協同ネットは、仕事に就けずひきこもり、自立できない若者に対して、仕事をしながら学び、社会で生きて行く活力を取り戻して行くために様々な場所と支援を提供しています。

今回の助成では、若年無業者にIT技能研修を提供し、就労につなげる『Youth Lab. (ユース・ラボ)』を展開します。協同ネットが運営するワークショップにおいて、市場ニーズの高いDTP(デスク・トップ・パブリッシング:PCを使って印刷物を製作すること)の技能を学び、連携企業での職業体験や中小企業への就職、あるいは『ユース・ラボ』が仕事を請け負うなどの形で、これまで自立がかなわなかった若者が仕事を持てるようにするよう職場作りを目指します。

本プログラムの具体的な成果と社会的インパクトを可視化するために、第三者機関による評価分析も行います。18ヶ月のプログラムの中で積みあがった実績については、ケース・スタディーとしてまとめ、他の若者支援団体と共有してまいります。

今回の支援について、J.P.モルガンの日本における代表者である李家輝は次のように述べています。「日本が抱える若者問題に対し国や自治体はなかなか有効な手立てが打てずにいます。長年にわたり悩める若者に寄り添って支援を続けてきた文化学習協同ネットワークが推進する今回プログラムが、IT技能の取得を通じて若者の自立を促すモデルケースとなっていくことを期待しています。」

文化学習協同ネットワークの代表理事を務める佐藤洋作は次のようにコメントしています。「文化学習協同ネットワークは、若者が働く力を身に付けるための様々なサポートを行っていますが、若者をめぐる問題は解決されることはなく、私たちの仕事はますます広がってきています。この度のJ.P.モルガンからの支援をもとに、今回はITスキルに特化したトレーニングと就労支援を手掛けてまいります。一人でも多くの若者が、自分らしく輝きながら働けるスタイルと働く場所を見つけてくれることを願っています。」


JPモルガン・チェースについて

JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー (NY証取: JPM) は総資産2.4兆ドルを有する世界有数のグローバル総合金融サービス会社です。投資銀行業務、金融取引資金管理業務、資産運用業務、コマーシャル・バンキング業務、個人・中小企業向け金融サービス業務において業界をリードしています。世界で展開する法人向け事業は「J.P.モルガン」、米国における個人向け事業は「チェース」ブランドを用いて、世界有数の事業法人、機関投資家、政府系機関および米国の個人のお客様に金融サービスを提供しています。当社およびJPモルガン・チェース財団は世界の様々な非営利団体や慈善団体の活動を支援しています。現在は、「就労・雇用創出支援」「スモールビジネスの発展支援」「金融リテラシーの向上」の支援を中心にCSR活動を行っています。

日本におけるJ.P.モルガンについて

日本においては、JPモルガン証券株式会社、JPモルガン・チェース銀行東京支店、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が、投資銀行、債券・株式・為替取引、資金決済・貿易金融、資産管理の媒介、資産運用など幅広いサービスを法人のお客様に提供しています。日本におけるCSR活動は、JPモルガン・チェース財団による助成金を通じた支援と社員のボランティア活動が柱になっています。詳細はウェブサイト www.jpmorgan.co.jp をご覧下さい。

特定非営利活動法人(認定NPO法人)文化学習協同ネットワークについて

文化学習協同ネットワークは、子どもと若者の居場所づくりと学びの創造をミッションとし1974年に設立されました。「子ども支援事業」、「若者支援事業」、「社会的事業(農業やパン製造・販売事業などで働くことを通して学ぶ場)」、「経済的困窮世帯の子ども・若者支援事業」の4事業を通じて、子どもたちの学習支援や不登校児・生徒の居場所づくり、若者の社会参加や就労支援を行なっています。これらの活動を通して、子どもや若者たちが進学・復学や働くためのスキルを学ぶだけではなく、まわりの人と協同する力を育み、他者および自分に対する信頼を取り戻すよう応援しています。詳細はウェブサイトwww.npobunka.net をご覧下さい。